「いだてん」新キャストに“フジヤマのトビウオ”古橋廣之進役で北島康介さんがドラマ初出演
2019年08月09日 12:03
芸能
![「いだてん」新キャストに“フジヤマのトビウオ”古橋廣之進役で北島康介さんがドラマ初出演](/entertainment/news/2019/08/09/jpeg/20190809s00041000172000p_view.jpg)
北島さんは「ドラマ出演のオファーが来るとは想像もしていなかったので驚きましたが、古橋先生の役ということだったので快くお受けしました」と素直な思いを吐露。「古橋先生は僕が初めて代表入りしたときの会長でいらして、選手の僕たちをサポートしていただきました。おそらく僕が古橋先生のことを直接知っている最後の世代で、古橋先生から厳しいお言葉だけでなく、水泳に対する思いやここに至るまでのお話を聞く機会が多くありました。僕より下の世代やこれからの水泳界・スポーツ界に、古橋先生がこういう人だったんだということを少しでも伝えられたらと思います」と恩師を演じることへの思いをつづり、「また、来年の東京オリンピックに向けて、自分自身も水泳の歴史を知るきっかけになってありがたかったです」と続けた。「泳ぐシーンの撮影では、昔の泳ぎ方を少し真似しながら泳がせてもらいました。古橋先生が泳いでいる映像とは状況が違うのでそのあたりが少し難しかったですけれど、楽しく盛り上げていただいて良い時間を過ごすことができました。できあがりが楽しみです」と意気込んだ。
主演の阿部も「北島康介さんがクロールで泳ぐ姿は撮影で初めて拝見したのですが、速い、速い!お芝居もなんでもやってくださり、チーフ演出の無茶ぶりにも応えていらっしゃいましたよ(笑)。撮影に入る前に田畑政治さんと古橋廣之進さんの出身地である浜松に行ったのですが、みなさん、古橋さんのことはよくご存じで、いかに慕われているかを実感しました。ちなみに、田畑さんのことはその時はまだあまり知られていなくて、古橋さんを紹介する施設の一角に、田畑さんのコーナーがありました(笑) そんな国民的ヒーローを、誰もが知っている金メダリストで、しかも実際に古橋さんに指導された北島さんが演じてくださるのは面白いと思います!」とコメントを寄せた。
「いだてん」は大河ドラマ58作目。2013年前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(48)がオリジナル作品で大河ドラマの脚本を初担当。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪までの日本の激動の半世紀を描く。
歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と阿部がダブル主演。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)を、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じている。