令和ぶっちぎり新鋭4人組バンドKing Gnu 配信チャート軒並み1位を記録
2019年08月10日 05:30
芸能
King Gnuは上半期だけでなく、年間で音楽シーンを席巻しそうだ。デビューの翌2月に配信リリースした「白日」はストリーミング(定額聴き放題)サービスの再生回数で5000万回を突破。今年発売された新曲の中では断トツだ。
勢いだけでなく、音楽のバックグラウンドもある。ツインボーカルの常田大希(27)と井口理(25)は東京芸術大出身。チェロ専攻の常田が、声楽科にいた井口の声にほれ込んで結成した。
低音で男っぽい歌声の常田と、ハイトーンの井口のユニゾンが人気。ロックにファンク、ジャズ、ポップスなどを織り交ぜるサウンドは、都会的で色気も帯び「トーキョー・ニュー・ミクスチャー」と称されている。
バンド名は、何万頭もの群れをつくるアフリカの動物「ヌー」に由来。自分たちも老若男女を巻き込んで王者になりたいと命名した。新曲が絶好のスタートを切ったことに常田は「オリンピックに向けたANAのCMの曲でもあるので、フェスやツアーでも大合唱していただけたらうれしいです」と呼び掛けた。
◇King Gnu(キングヌー) ギター&ボーカルの常田、キーボード&ボーカルの井口、ベースの新井和輝(26)、ドラムスの勢喜遊(せき・ゆう、26)の4人組。常田が13年、ソロプロジェクト「Srv.Vinci」を結成。17年にバンド名を現在のものに改名。1月にアルバム「Sympa」でメジャーデビュー。新井は日野皓正の次男でベーシストの日野“JINO”賢二に師事し、勢喜は山崎まさよしとのセッションの経験もある実力派。