京アニ放火殺傷事件から1カ月…MBSが18日深夜特番 作品の原点を辿る
2019年08月16日 22:59
芸能
献花に訪れたファンは「苦しい時に生きる力を貰った」「元気をもらった」「一歩踏み出す勇気が出た」「助けてもらった」と口々に語る。なかには病気と闘っている人、肉親を亡くし途方に暮れていた人、震災で被災した人も。京アニ作品が、さまざまな人の生きる力となり、悲しみや苦しみに寄り添って来たことがわかる。
京アニ作品の特徴は、日常の風景の細部にこだわった繊細な描写と言われる。リアリティーある背景の中で展開するストーリーと、命を吹き込まれたキャラクターたちは、身近な存在として感じられる。スタッフは作品ごとにさまざまな地に赴いてきた。「響け!ユーフォニアム」の舞台となった京都府宇治市、「けいおん!」の滋賀県豊郷町、「聲の形」の岐阜県大垣市、「氷菓」の岐阜県高山市、「涼宮ハルヒの憂鬱」の兵庫県西宮市、「Free!」の鳥取県岩美町…京アニ作品のシーンを紹介し、丁寧な仕事の一端に触れてゆく。
番組では、多くの人に夢、希望、勇気を与えた京アニ作品のアニメーターたちが心を込めて描いたロケ地で、地元の方々やファンの方の話を伺い、その丁寧な仕事ぶりの足跡をたどり、人々を魅了する作品を偲んで、亡くなったスタッフの素顔に触れながら、人々の心に響く京アニ作品の原点を辿る。ナレーターは西靖アナウンサー(48)、玉巻映美(26)アナウンサー。