谷川九段、歴代3位“ひふみん”に並んだ 公式戦通算1324勝
2019年08月18日 05:30
芸能
谷川と加藤九段は浅からぬ縁がある。谷川は1976年、加藤九段に次いで史上2人目の中学生でのプロとなり、83年に初めて名人への挑戦権を得た。タイトルを保持していた加藤九段を4勝2敗で破り、史上最年少の21歳で名人を獲得。「名人位を1年間預からせていただきます」の名言を残した。その後もトップ棋士として長く活躍し、通算タイトル獲得数は歴代4位の27期。2012年から17年まで、日本将棋連盟会長の要職も務めた。
2次予選の決勝で、26日に指される中村太地七段(31)―藤井聡太七段(17)戦の勝者と戦う。6期ぶりの王将戦挑戦者決定リーグ入りを懸けて、幼少期から谷川に憧れてきた藤井と公式戦で初対戦する可能性も出てきた。
▼加藤一二三・九段 強豪若手の台頭著しい令和の将棋界にあっての記録達成は、長年にわたるたゆまぬ精進のたまものと感動を覚えるとともに、この先も勝ち星を重ねられ息長いご活躍で、将棋界を沸かせてくださることを期待します。
◇将棋の通算勝利5傑◇
(1位)☆羽生 善治九段 1438勝
(2位)大山康晴15世名人 1433勝
(3位)加藤一二三九段 1324勝
(3位)☆谷川 浩司九段 1324勝
(5位)中原誠16世名人 1308勝
※☆は現役。未放映のテレビ対局を除く