えなりかずき号泣…恩師が感じた天才子役の苦悩「本当は学校に来たかったんじゃ…」
2019年08月21日 20:41
芸能
![えなりかずき号泣…恩師が感じた天才子役の苦悩「本当は学校に来たかったんじゃ…」](/entertainment/news/2019/08/21/jpeg/20190821s00041000379000p_view.jpg)
同クラスは「学級崩壊寸前」だった。永川先生によると、子どもたちは「キッとした目で、大人なんてなにさ…」と反抗的な表情を隠さなかった。えなりも「殻がある感じ。大人に対して自分から身構えている感じだった」という。
永川先生は「勉強どうこうじゃない。子どもたちとどう関係を築くか」に腐心した。「勉強をきちっとできたら最後の10分は(みんなが好きな)ドッジボールをしよう」と持ちかけたり、「いいクラスだね」とできるだけほめてあげるようにした。
えなりは「クラスの雰囲気がガラッと変わった。バラバラだったのが一つにまとまったというか。授業も面白かった。カリスマ教師だった」と振り返った。
当時のえなりは、「渡る世間は鬼ばかり」の演技ですでに“天才子役”として脚光を浴び、多忙で「学校も休みがち」だった。
永川先生はえなりの“苦悩”も感じ取っていたという。
「役者を好きでやっていたのかな?ノビノビやってなかったんじゃないかな?本当は学校に来たかったんじゃないかな」
永川先生は「えなり君はたまにしか来れないのに、クラスが荒れていたら、他の子以上に嫌な気持ちになったと思う。厳しい芸能界から戻ってくる場所として楽しいクラスづくりを目指した」とも語った。
VTR越しに24年ぶりに会った恩師の言葉一つ一つに、えなりは「いろいろ思い出した」と嗚咽し、ハンカチで涙をぬぐった。
最後に永川先生からスタジオにいるえなりにメッセージが送られた。
「えなりかずき君、小さいころからずっと芸能界で頑張っている姿、テレビで応援してます。1年間だけでしたが、えなり君を教えられたこと、私の誇りかな。ありがとう、楽しかったです。元気でいてください」
これに対し、えなりは「3学期の最後、先生がこのクラスが学校で一番よくなったと自負してますとおっしゃった。それを聞いて、ウルウルっとしたのを思い出しました」と号泣した。