坂本冬美、CKB横山剣を“逆ナン”「渋いイメージにビビビっ」
2019年08月22日 05:30
芸能
坂本はこの日、都内で行った発売記念イベントでMVを初披露し「息ピッタリだったでしょ。この曲を100万枚とはいかないまでも、ヒットさせなきゃという気持ち」と意気込みを見せた。
MVで冬美は小料理屋の女将、横山は女将に思いを寄せる男を演じる。こわもてだけど心優しい男性をスタッフが探していたところ坂本が「渋いイメージ。ビビビっときた」と声を掛けたという。
事務所関係者は「思えば『また君』も、最初はCM用に十数秒を歌うだけの予定が、冬美さんが珍しく“いい曲だから、みっちりやりたい”と主張。それが大ヒットにつながった」と振り返る。
横山がアルバム発売とツアーを控えていたため現状はMVのみの共演だが、26日には大阪市内でラジオの公開収録に出演し「3年目の浮気」をデュエットする。同関係者は「新曲でもぜひ活発な共演企画をお願いしていきたい」と力を込める。
新曲は男目線の恋を歌う正調の演歌で、デビュー33年目で自身初の挑戦。業界では「ポップスの『また君』と対をなすいい曲」と評価が高い。坂本はこの日、横山への“逆ナン”について「私生活では全然ないので、その情熱を新曲に傾けた」と照れ笑いしつつ「この曲がヒットして、年末の舞台に堂々と出られれば」と、31回目となるNHK紅白歌合戦出場へ意欲を見せた。
《ジャンルの枠超えた過去の“異彩”コラボ》坂本は北島三郎(82)や五木ひろし(71)、藤あや子(58)ら演歌界はもちろん、宇崎竜童(73)やトータス松本(52)ら、ジャンルの枠を超え幅広くコラボを展開してきた。特に異彩を放ったのは91年に故忌野清志郎さん、細野晴臣(72)と結成したバンド「HIS」。アルバム「日本の人」は名盤として評価される。16年にはゴーストライター騒動で時の人となった現代音楽の作曲家、新垣隆氏(48)が手がけたバラード「愛の詩」を発表し話題となった。