「ノーサイド・ゲーム」笹本玲奈“メガネ美女”も気付かれず苦笑 帝国劇場映り込みに反応 歌唱シーン期待
2019年08月25日 09:00
芸能
笹本が演じるのはトキワ自動車府中工場の総務部員で、アストロズのアナリストを務める佐倉多英。 あらゆる情報を集め、分析し、選手たちにレクチャーを行うチームのブレーン。君嶋GMや柴門琢磨監督(大谷亮平)の右腕として不可欠な存在だ。
役作りについては「基本的に多英はアストロズと一緒になることが多く、どのシーンでも唯一の女性であることが多いです。大勢の男性の中に1人だけ女性がいると、普通にしていてもどうしても目立ってしまうので“どれだけアストロズと一緒にいても不自然でないか”というところを気を付けなきゃと思っています。意識してどうこうするわけではないですが、雰囲気が女らしくならないというか、変に色っぽくならないようにと」と心掛け。「ただ、気を付けているというよりは、私自身がそんなに普段女らしいキャラクターではないので、素の自分で大丈夫だなと思います」と笑った。
チーフ演出の福澤克雄監督からは「セリフは、なるべく早口でハキハキ言うように」の注文。「多英は君嶋さんがラグビーの素人だということもあり、ラグビーの説明をするセリフが多いです。君嶋さんに説明するとともに視聴者の方にも分かりやすく説明するという立ち位置なので、そういうセリフがハッキリ言えるように気を付けています。私もそうでしたが、ラグビーを全く見たことがないという方はドラマの視聴者の方にもいらっしゃると思うんです。そういう方たちが『ラグビーって面白いな』と思ってもらえるような、その間に立っているのが多英というキャラクターなんだと思います。架け橋になる存在でいたいと思っています」
“メガネ美女”としても話題だが、プライベートでメガネをかけることはなく「衣裳合わせのとき、福澤監督がたくさんメガネを用意してくださったんですが、どのメガネが自分に似合うのかも分からないくらい馴染みがありませんでした」というほど。
ただ「『第3話が放送される頃には街で声を掛けられるようになるよ』と言われていたのですが、いまだに全然、声を掛けてもらえません」と苦笑い。「私は髪形やメイクで顔の印象がすごく変わるので、今回はメガネの印象が強いのか、普段はメガネをかけていないので、気付かれないのかもしれませんね。私も声を掛けられて『アナリストになりたいんです!』って言われたい!ドラマ放送中に赤いジャージを着てメガネをかけて外出してみようかな(笑)」と“多英としての外出宣言”も飛び出した。
1998~2002年、ミュージカル 「ピーターパン」の5代目主演。07年に「ミー&マイガール」「マリー・アントワネット」で第32回菊田一夫演劇賞に輝くなど、数々のミュージカルに出演。今作の後もブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(11月6日~20年1月13日・IHIステージアラウンド東京)、地球ゴージャス25周年祝祭公演「星の大地に降る涙 THE MUSUCAL」(20年3月10日~4月13日・舞浜アンフィシアター、5月3~14日・フェスティバルホール)が控える。
地上波連続ドラマへのレギュラー出演は09年4月期のTBS日曜劇場「ぼくの妹」以来、実に10年ぶり。「SNSはインスタグラムしかやっていませんが、ものすごくフォロワーが増えました。テレビの影響力って、すごいんだなと初めて思いました。そして、本当に古い友人からも連絡が来ました。小学校の同級生やもう何十年も連絡を取っていないような方から連絡を頂いて、すごくたくさんの方が見ているドラマなんだなと思いました」と目を丸くした。
さらに、ミュージカル女優ならではの“反応”も明かした。
第1話の開始11分頃など、トキワ自動車本社ビルの外観のシーンに“演劇・ミュージカルの聖地”帝国劇場(東京・丸の内)が映り込んでいる。「このドラマの定番の1つなんですが、ミュージカル関係者としては、どうしてもトキワ自動車本社ビルの前にある帝劇が気になって(笑)。あれは狙いなんですかね?石川禅さん(脇坂賢治役)、凰稀かなめさん(『多むら』の女将役))、松たか子さん(君嶋真希役)もミュージカルで活躍されています。この4人で何かやれたら楽しいですよね。濃い方々が集まってるなぁと。いつか誰かが歌ってくれないかなぁと思っています(笑)。女将なら『多むら』で歌えるかな?(笑)」。笹本の熱演とともに、歌唱シーンがあるかも、期待される。