「スッキリ」など出演ヘアメークアップアーティスト JunJun容疑者、コカイン逮捕 本人は容疑否認
2019年09月01日 05:30
芸能
捜査関係者によると、李容疑者が渋谷区内でタクシーを降車する際に運賃を折りたたんだ千円札で支払った。その札に白い粉末入りのポリ袋が挟まっていることに運転手が気づき、翌日に営業所を通して品川署に連絡。警察が白い粉末の鑑定を行った結果、コカインと判明。タクシーのドライブレコーダーなどから李容疑者を特定した。関係者によると「JunJunは普段から財布を持ち歩かず、封筒か食品保存袋に現金や貴重品を入れていた。不思議な人だなと思っていた」と話した。
李容疑者は日焼けした体に長髪という見た目から“モデルより目立つ裏方”というキャラクターをウリにして、日本テレビ「スッキリ」や同「有吉反省会」にも出演していた。自身のSNSではヘアメークを手がけた有名人との2ショットのほか、変顔や上半身裸の写真など奇抜な投稿をしており、フォロワーは約40万人にものぼる。先週24日には、都内で海外有名ファッションブランドのイベントに出席し、メークアップショーを披露するなど人気を集めていた。
所属事務所は31日、ホームページに「大変ご心配をお掛けし、おわび申し上げる。事態を重く受け止め、対応していく」とのコメントを出した。
《ピエール瀧も摂取、依存性強い》コカインは大麻や覚醒剤よりも価格が高く、海外では若者の間で「セレブドラッグ」といわれる。日本での流通量は覚醒剤などに比べて少ない。今年3月にはミュージシャンのピエール瀧(52)がコカインを摂取した麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
成分は南米原産の「コカ」という葉から抽出。通常、白色の粉末で鼻からもしくはパイプで吸引することが多い。使用すると気分が高揚したり、眠気や疲労感がなくなったような感じを得る。大麻や覚醒剤に比べ、持続時間が数十分と短く依存性が強い。乱用すると「蟻走(ぎそう)感」という皮膚の中を虫が動き回っているような幻覚・不快感に襲われ、体をかきむしるなど精神障害も引き起こす。