「なつぞら」“天陽くんロス”広がる 近江アナ「まだ火曜日」「信じられない」華丸「週末まで粘って…」
2019年09月03日 08:52
芸能
美術の才能があるものの、貧しさのため進学しないで農業を手伝った天陽。農作業の合間にべニヤ板に描く絵は繊細にして大胆、躍動感あふれる馬の絵が得意。アニメーターが夢のなつに絵心を教え、彼女の生涯に大きな影響を与えた。なつの上京後は青年団の演劇の手伝いをしていた農家の娘・靖枝(大原櫻子)と出会い、結婚。2児の父となる。“国宝級イケメン”と呼ばれる吉沢が好演。8月24日、次週予告に1秒映っただけで「天陽くん」がツイッターのトレンドに入るなど、今作きっての人気キャラクターとなった。
第134話は、1973年(昭48)夏。体調を崩し、帯広の病院に再入院していた天陽は病室を抜け出し、咳込みながら自転車で帰宅した。愛する家族と再会した後、アトリエにこもり、描きかけだった馬の絵を徹夜で完成。その朝、靖枝に「(病院に)戻る前に畑を見てくる。来週、退院する頃にはイモ掘りだろ。様子を見てくる。もうじき、親父が搾乳に来る。それから、お袋と子どもたちをよろしく頼む」と言い残し、ジャガイモ畑に倒れ込んだ…。東京の東洋動画で仕事中だったなつは、天陽の兄・陽平(犬飼貴丈)から訃報を知らされた…という展開。
なつは9月に入り、まとまった休みが取れ、愛娘・優(増田光桜)と十勝に帰省。祖父・(草刈正雄)兄・照男(清原翔)らに再会し「私…忙しいのもあったけど、ビックリしすぎて(天陽の死が)本当になるのが怖くて、すぐに来られんかったわ…」。照男は「お葬式は立派なもんだった。新聞社とかテレビ局も来てたな」、悠吉(小林隆)は「あんな偉い画家さんだったなんて」、菊介(音尾琢真)は「そんなこと、本人は一つも見せなかったもんな」と悼んだ。
翌日、なつが天陽のアトリエを訪れると、優は天陽の遺作となった馬の絵を目し「本物のお馬さんがいるよ」。なつの目が一気に潤んだ。
「あさイチ」の“朝ドラ受け”は近江アナ(31)が先陣を切り「何か、私はまだ信じられなくて。絵を見て、まだ天陽くん、いそうじゃないですか、本当に」。博多大吉(48)が「受け入れていただいて」と声を掛けると、近江アナの「どうしますか。まだ火曜日なんですけど」に、博多華丸(49)も「そうよね。週末まで、もうちょっと何か粘ってほしかった気もしますけど。今日のしかもオープニングで?と思いました」と同調し、突然の別れを惜しんだ。最後には、近江アナが「元気出して」と何とか切り替えようとした。