藤山直美が告白した“若き日の過ち” あの名優を出待ち「学校から呼び出された」
2019年09月03日 18:49
芸能
同劇場の前々回の改修工事(1929年)が、上方喜劇界を代表する喜劇役者だった亡父・藤山寛美さんの生年。前回の改修工事の年(91年)に亡くなった。さらに、両親が出会ったのも同劇場といい、「不思議なご縁がある」と話す藤山。
ただ「(寛美さんから)“見えへんものが動く小屋。心して立たんとアカン”とよく言っていたのを思い出した」とも。昨年11月の新装以降、まだ足を踏み入れていないが「松竹発祥の地で(歌舞伎の顔見世興行の時に)まねきが上がる小屋。いつも怖い。生半可な気持ちでは立ってはいけないと言われている気がする」と、これから始まる稽古へ向けて気を引き締めた。
一方で会見自体を喜劇にしてしまう場面も。「(先代の市川)猿之助さんの出待ちをして学校から呼び出されたこともあるんです。猿之助さんのポスターを盗んだのも南座公演のもので今でも持ってます」と若き日の“過ち”をいたずらっぽく告白し、共演者と報道陣を爆笑させた。
5月初めに舞台「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」の初日を前にした会見では体調、体力両面で「100%じゃない」と語っていたが同月に大阪、7月に東京で1カ月公演を完遂。「私も還暦。老化もある。5、6月ごろは75%やったと思います。ちょっとずつ、80とか90%ぐらいになればいい。でも無理せんようにします」と話していた。