日テレ 新ドラマはすべてオリジナル作品「チャレンジした3ドラマ」
2019年09月05日 13:12
芸能
「同期のサクラ」は高畑主演の同枠で大ヒットした「過保護のカホコ」のスタッフが再集結し、脚本家・遊川和彦氏(63)との再タッグで送るオリジナルドラマ。「絶対にあきらめない」主人公とその同期たちの10年間の物語を描く。同局の西憲彦チーフプロデューサーは「変わらないことの難しさ、夢を持ち続けることの素晴らしさ、ちょっと青臭いけれど誰もが経験した仲間の物語で描きます」とアピールした。
「俺の話は長い」は日テレ初主演で連ドラマ主演も4年ぶりとなる生田が31歳のニートで実家暮らしのダメ男を演じる。30分ドラマを2本立てで放送する。櫨山裕子プロデューサーは同作のポイントについて「まず1つはホームドラマの復権。生田さんがみんなに愛されるダメ男になって、笑って楽しく見られるホームドラマを作りたい」と力説。30分を2本という形態については「30分はちょうどいい。1つの話が30分で終わる気軽な感じ、見やすさ。テンポを上げてサクサク作ることにチャレンジしたい」。さらに、主人公がニートであることから「ニートが善か、悪か。今の時代、働かないっていうことがいいのか、悪いのかを見ている方にちょっとだけ考えていただきたい」とも訴えた。
「ニッポンノワール」は同作で人気を集めた「今日から俺は!!」の賀来を主演に迎え、「3年A組」の脚本・スタッフがタッグを組んだオリジナル作品。主人公が目を覚ますと、上司の女性刑事が死んでいる…というシーンからスタートする新感覚の刑事ドラマ。西プロデューサーは「とにかくとがった、若者に刺さるドラマをやってムーブメントを起こしてくれ」という思いでやってきたことが「ここ3作品ほどで何となく形が見えてきた」と充実の表情。「今回もその形に添って、非常に攻めたドラマをやろうと思っています。通常とまったく違う刑事ドラマで、誰がどういう思惑で動いているのかをとにかくハラハラしながら見るドラマになっている」とPRした。
編成局編成部長・田中宏史氏は「3ドラマともコンセプトは変更はしていないが、チャレンジをした3ドラマをラインアップした」と強調。すべてがオリジナル作品になったことについては「チャレンジにこだわってラインアップしたが、オリジナル(がそろったの)はたまたま。企画を精査した結果、この3ドラマという形になった」と説明した。