「なつぞら」スピンオフ制作 11月放送決定!雪月ファミリー中心2本立て とよ上京&雪次郎が愛叫ぶ?
2019年09月05日 18:00
芸能
スピンオフドラマは、広瀬と草刈正雄(67)が進行役を務め、反響の多かったシーンや未公開映像も交える2時間特番「なつぞらSP 秋の大収穫祭」(11月2日後7・00~8・59)の中で放送される。
朝ドラのスピンオフが制作されるのは、葵わかな(21)がヒロインを務めた2017年後期「わろてんか」の「ラブ&マンザイ~LOVE and MANZAI」(18年4月、BSプレミアム)以来。続編は有村架純(26)がヒロインを務めた17年前期「ひよっこ」の「ひよっこ2」(19年3月、総合)が制作されている。
「なつぞら」は節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(52)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。
スピンオフの脚本は、本編執筆で多忙だった大森氏が脚本監修に回り、池谷雅夫氏と奥山雄太氏が担当。スピンオフの語りは仙道敦子(49)音尾琢真(43)が務める。撮影は本編と並行して行われ、既に終了している。
スピンオフの中心となる「雪月」は、なつの大親友・雪次郎(山田)の父・小畑雪之介(安田顕)が店主。なつが柴田家に引き取られたばかりの頃、“祖父”泰樹(草刈)に連れられて来た。一緒にアイスクリームを食べながら「それは、おまえが搾った牛乳から生まれたものだ。よく味わえ。ちゃんと働けば、ちゃんといつか報われる日が来る」などという泰樹の“哲学”に黙って聞き入り、涙を流した。
雪次郎は十勝農業高校卒業後、日本一の菓子職人になるべく修業のため、なつと一緒に上京る。一時は演劇の道に進んだものの、雪月に戻り、菓子職人に。バターとあんこを使った「おバタ餡サンド」を新開発した。ひそかに想い続けていた夕見子(福地)にプロポーズし、結婚。長男・雪見(嶺岸煌桜)が誕生した。
5日放送の第136話で、雪次郎の祖母・とよ(高畑)は「なっちゃん、遺された者はつらいけどさ、その分、強くもなれるべさ。ならなければ、先に逝った者に恥ずかしいからね。大切な思い出に恥ずかしくないように、生きないと」。絵心を教えてくれた“初恋の人”天陽(吉沢亮)を亡くしたなつに語り掛け、視聴者の涙を誘った。
▼「とよさんの東京物語」=高畑淳子/広瀬すず、中川大志、岡田将生、比嘉愛未、貫地谷しほり、安田顕、仙道敦子ほか
▼「十勝男子、愛を叫ぶ!」=山田裕貴、福地桃子/広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人、清原翔、音尾琢真、富田望生、板橋駿谷ほか