NHK大河、なぜ再び近現代? CP「時代が動く変革の時期を描きたい」 1万円札決定も後押し
2019年09月09日 19:41
芸能
渋沢が一万円札の肖像に決まったことも影響しているか?という質問も飛んだ。菓子氏によると、大森氏に脚本を依頼したのは1年半ほど前だったとし、その後、「あらゆる時代をあらってみましょう」と勉強会をしたといい、「その中(リストの中)に渋沢栄一さんも入っていた。もともと渋沢さんも考えてはいたが、お札の発表が後押しにはなった」とお札決定も理由の1つであることを認めた。
放送中の「いだてん」視聴率が苦戦していることを踏まえ、大河ドラマでは近現代は視聴率を取りづらいという見方もある。その点に関しては「本当に数字的な、マーケディング第一の発想で作っていたら、2回連続の戦国のほうが当たるかもしれない」と本音も。「でも、それも本当に当たるかも、誰にも分からない。後からみたらそうだったというだけの気もする」としたうえで、「数字を気にしないと言えばウソにはなるが、私たちができることは本当にいいものを作っていくことしかない。まだ、放送は2年先だが、できるだけ多くの方に届けることしか作り手としてはない。中身で頑張っていくしかない」と力を込めた。