「凪のお暇」原作コナリミサト氏、ドラマに嫉妬!?「自分が作った話ということにできないかと…」
2019年09月20日 10:00
芸能
![「凪のお暇」原作コナリミサト氏、ドラマに嫉妬!?「自分が作った話ということにできないかと…」](/entertainment/news/2019/09/19/jpeg/20190919s00041000473000p_view.jpg)
物語では黒木演じる凪が、高橋演じる元カレ・我聞慎二の高圧的な態度に一度は愛想を尽かせたものの、第9話で似た者同士だと気づき距離を縮めていった。そこへ中村演じるゴンが突然現れ、凪にド直球の愛の告白。最終回では、この三角関係にいよいよ終止符が打たれる。
高圧的だが実は素直になれないだけで、裏で号泣を繰り返すなど一途な慎二と、甘い雰囲気と言葉で視聴者までをもメロメロにさせたゴン。ネットでは「慎二派VSゴン派」の議論が毎週盛り上がりを見せていた。だが、最終回を目前に「登場人物が一癖も二癖もあったけど、みんな素敵で愛しかった」「原作が良いのもあるけれど皆様名役者すぎてどの登場人物にも思い入れして涙でる」と“派閥”の議論よりも“凪のお暇ロス”を悲しむ声が多く見られた。
恋の行方のみならず、凪の「お暇」の終着点も気になる。「わかる~」が口癖で周囲に合わせてばかりだった凪が、人生を「お暇」したことで新居の隣人たちと率直に意見をぶつけ合う関係を築き、NOと断る勇気を得て、隠してきた自分の素直な気持ちや、凪の性格に影響を与えた“毒母”に初めて気持ちをぶつけるなど「空気を読みすぎて周りの顔色ばかりうかがう弱気な女の子」の殻を自力で打ち破った。
原作漫画を手掛けたコナリミサト氏は「いち視聴者として毎週テレビにかじりつくように拝見させていただいておりました」と目を輝かせる。ドラマ放送終了後には、自身のツイッターアカウントに毎回声にならない喜びの投稿を繰り返していたコナリ氏。「後半のドラマオリジナルのストーリーに入ってからはその面白さに嫉妬し、自分が作った話ということにできないかと思いました(笑)」と冗談めかした。
最終話放送が近づくにつれ「この涼しさもあいまってサントラ聴きながら瞳を閉じての落涙やむなしだよ……」と悲しみのツイートも投稿していたコナリ氏。「ドラマが最終回を迎えてしまうのは本当に寂しいですが、皆さんもぜひ楽しみに見ていただければと思います」と呼びかけた。
果たして最終話で凪が選んだ選択は、そしてお暇生活の結末とは。