「いだてん」三谷幸喜氏が市川崑監督役で出演!立川談春、カンニング竹山ら新キャスト発表 宮藤氏「驚き」
2019年09月20日 14:01
芸能
歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務める大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。
この日発表された新キャストは最終章「1964年東京オリンピックに関わる人びと」。三谷氏が演じる市川監督は「東京オリンピック」のほか、「ビルマの竪琴」「おとうと」「四十七人の刺客」「八つ墓村」「どら平太」などで知られる日本を代表する映画監督。
黒澤明監督に代わり、急きょ、ドキュメンタリー映画「東京オリンピック」の監督に就任。「記録映画も美しく撮ればいい」の言葉通り、完成した作品は極めて芸術性の高いものとなり、当時の興行記録を塗り替える大ヒットとなった。
松田は国立代々木競技場を設計した建築家・丹下健三、井上は東京オリンピック組織委員会会長・津島寿一、談春は内閣総理大臣・池田勇人、井之脇は最終聖火ランナー・坂井義則、カンニング竹山は国立競技場のすぐそばにある食堂「水明亭」の店主に扮する。また、怒髪天・増子直純(53)が黒澤明監督、浜野謙太(38)が三波春夫を演じる。
宮藤氏も「いよいよ佳境です。僕にとってはずっと佳境なのですが。このたび1964年東京オリンピックパートの新キャストが発表になりました。まだ出るか!まだ出すか!なんで出るんだ!?という超豪華な顔ぶれに驚きを隠せません」と異色配役にビックリ。
「そんな最終章を楽しむ最良の方法、それは、現在放送中の幻の東京オリンピックパートをしっかり観みることです。今こそ観なくちゃ。戦前の招致活動とその反省が、1964年東京オリンピックへの布石となって結実する。作者として最も心血を注いだ部分であり、手前みそですが、最も大河ドラマ的な流れを意識した部分です。『物語や時間があっちゃこっちゃ飛んで分かりにくいんでしょ』という風評で観てない貴方あなた、もったいない。ここからは飛ばないし分かりにくくもない。じっくり腰を据えて近代スポーツ史を、そして戦後復興から1964年東京オリンピックまでを描きます。『いだてん』いよいよ最終章、です!」とアピールしている。