「なつぞら」泰樹おんじ&とよばあちゃんにネット泣き笑い 草刈正雄「特に印象的」高畑淳子と圧巻2人芝居
2019年09月24日 18:15
芸能
第152話は、なつたちが作ったアニメ「大草原の少女ソラ」に、なつが上京してアニメーターになりたいという夢を泰樹(草刈)に打ち明けた時のこと思い起こす父子の別れのシーン。泰樹はアニメを見て目に涙を浮かべ、翌日、久しぶりに「雪月」に向かい、とよ(高畑)を訪ねる…という展開。
とよ「とうとう私に会いたくなったのかい。私が恋しくなったってことは、いよいよお迎えが近いね」
泰樹「あんた、死神かい」
とよ「天使だべさ。大丈夫、あんたは天国だ。安心しなさいや」
泰樹「そっちはまだ来んのかい」
とよ「お迎えかい?何度か来たね。けど、追い払った」
泰樹「(笑)。しぶといな」
とよ「開拓者の1世だからね。そう簡単にはくたばんないもね。なしたのさ。私が好きなら好きって、言えばいいべさ。それ言いに来たんだべ」
泰樹「口が裂けても言えん」
とよ「(笑)。したら、何なのさ」
泰樹「あんた、なつのテレビ、見たか」
とよ「なっちゃん?テレビ?漫画かい?そりゃ見てるさ、あれのおかげで、あんた、うちは大儲けなんだわ。観光客が増えてるべさ。なっちゃんに足向けて寝られないわ」
泰樹「昨日、見たか」
とよ「昨日?あれ、昨日だったかい。見たよ。あれかい、あんたとなっちゃんの別れを思い出したんかい?」
泰樹「朝日を思い出したんじゃ。何度も見た、ああいう朝日を。開拓している頃な。この土地は捨てよう、そう思っても、朝日を見ると、気力が湧いてきた。ここであきらめるなって。励まされた。そういう朝日を、なつが見せてくれた」
とよ「夜明けに感動したんかい。まあね、夜明けに励まされるってことは何度もあったね」
泰樹「なつはそういうものを作ってるんじゃ」
インターネット上には「泰樹さんととよばぁちゃんの会話が良すぎて何回も見て。老いた演技というか、腰が曲がってたり、パフェ食べてる時のスプーン震えてたりとか、細かいところがすごいなって」「泰樹さんととよさんの会話シーンは長い時を共に生き抜いてこられた人同士の重みがありました。最終回が近づいてきてる気配がヒタヒタ分かるの、つらいなぁ」「泰樹おじいちゃんとよさんのシーンは思わず涙が出てきちゃった。朝日に励まされる。それを繰り返しながら1日1日を積み重ねていく。自分の人生を生きてきた人だけに感じる景色なんじゃないかなー」「90歳になった泰樹オンジの『お迎え話』が軽妙で素敵。こんなふうに話せるお友達、欲しいなぁ。パフェの食べ方も90歳バージョンだったのかな!?」「朝を迎えられることは当たり前じゃない。朝を連れてくる『朝の口にいる神』に感謝。想像をはるかに超える自然と闘ってきた開拓民ならでは。泰樹おんじととよばあちゃんに心打たれた。多くの言葉なんて……必要ないんだ」などの書き込みが相次いだ。
草刈と高畑は2016年の大河ドラマ「真田丸」で夫婦役を演じた。