NHK経営委員長「番組編集の自由損なう事実ない」かんぽ報道での会長への「注意」巡り
2019年09月26日 13:46
芸能
また「放送法第32条に規定のとおり、経営員会が番組の編集に関与できないことは十分認識しており、自主自律や番組の編集の自由を損なう事実はございません」とした。
発端は昨年4月に放送された「クローズアップ現代+(プラス)」の「郵便局が保険を“押し売り”!? 郵便局員たちの告白」。番組はネット上に情報提供を呼び掛ける動画を投稿し、営業の在り方を追及した。
番組放送後、制作現場では新たな動画を投稿して続編を準備。この動画について郵政側は上田会長側に「組織ぐるみでやっているような印象を与える」として削除を要請。やりとりの中で番組担当者が郵政側に「会長は制作に関与しない」との趣旨の説明をした。
これに対し郵政側は、経営委に文書でガバナンス体制の強化を要請。経営委は、こうした経緯を問題視し、昨年10月に上田会長を注意した。