「いだてん」撮了 またも非公開 約1年半にわたる撮影終了 勘九郎&サダヲ感慨「役者人生の一生の宝物」
2019年10月01日 12:28
芸能
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前半の主人公・金栗四三(勘九郎)の故郷・熊本で昨年4月4日にクランクイン。約1年半にわたる撮影を終えた。
一足先にクランクアップした勘九郎は「今はまだ実感が沸かないんですけれど、これだけ長く作品に携わると、もう(キャスト・スタッフと)ファミリーになっていますので、このチームと別れるのはさみしいですね。普段あまりこういう気持ちになることは無いんです。それだけ思い入れの深い作品になりました。本当に現場の雰囲気もチームワークも良かったですし、なにより宮藤さんが書いてくださったおもちゃ箱のような作品で、どれだけ遊べるか、どうやったら楽しく視聴者に届けられるかというのを楽しみながら作ることができたのは、役者人生の一生の宝物になりました。本当に1年半、ありがとうございました!」と笑顔を見せた。
1日未明にクランクアップを迎えた阿部は「田畑政治のことが好きなので、まだやっていたいという気持ちもあります。自分がテレビドラマで関わった日数としては一番多いと思うんですけれど、なんだかあっという間でした。それはたぶん田畑の周りがめまぐるしく変わっていくからだったんだと思うんですよね。ずっと一緒にいた方は少ないんですけれど、関わった役者の数がものすごかった。中でも治五郎さんとのシーンが思い出に残っています。今日最後の撮影でもふと頭をよぎりました。宮藤さん、すてきな作品をありがとうございました。皆さん本当におつかれさまでした。楽しかったです」と感謝した。
大河ドラマ58作目。13年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛けた。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなった。
放送当日は毎回、複数の関連ワードがツイッターのトレンドに入るなど、インターネット上で話題沸騰となっているが、世帯視聴率には結び付かず。第32話(8月25日)で大河ドラマ歴代最低記録を自ら更新する5・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に沈むなど、苦戦が続いている。