NHK会長 経営委からの厳重注意に「番組に影響は受けていない」
2019年10月03日 15:27
芸能
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また「放送法第32条に規定のとおり、経営員会が番組の編集に関与できないことは十分認識しており、自主自律や番組の編集の自由を損なう事実はございません」としていた。
上田会長もこの日、「自主自律や番組の編集の自由を損なう事実はございません」と重ねて強調した。
発端は昨年4月に放送された「クローズアップ現代+(プラス)」の「郵便局が保険を“押し売り”!? 郵便局員たちの告白」。番組はネット上に情報提供を呼び掛ける動画を投稿し、営業の在り方を追及した。放送後、制作現場では新たな動画を投稿して続編を準備。この動画について郵政側は上田会長側に「組織ぐるみでやっているような印象を与える」として削除を要請。やりとりの中で番組担当者が郵政側に「会長は制作に関与しない」との趣旨の説明をした。
これに対し郵政側は、経営委に文書でガバナンス体制の強化を要請。日本郵政の鈴木康雄・上級副社長(元総務省事務次官)は昨年11月、経営委に感謝する趣旨の文書も送っていた。鈴木氏は総務省で、放送行政を所管する部署の責任者などを歴任した。