波瑠　朝イチカラオケで「Yeah！めっちゃホリディ」熱唱　中川大志も興奮

　女優の波瑠（28）が10日、都内で行われたTBSの主演ドラマ「G線上のあなたと私」（15日スタート、火曜後10・00）の試写会で舞台挨拶した。 　同じ放送枠への出演は、「あなたのことはそれほど」以来で2年ぶり。原作は同じく、いくえみ綾さんによる漫画で、大人のバイオリン教室を舞台に世代を超えた友情と、ちょっと切ない恋を描く。寿退社間近に婚約を破棄されたアラサーの元OLが役どころ。「（スタッフも）同じチームなので安心しました。悪いことをしない役もやらせてもらえるんだな」と、泥沼の不倫などを描いた前回からの違いを強調した。

　バイオリン教室で出会うイケメン大学生を中川大志（21）が、姑問題に直面する主婦を松下由樹（51）が演じる。3人とも初共演で、クランクインから1カ月を経て「今、凄く和気あいあいとした雰囲気です」と撮影現場の良好なムードを伝えた。

　和やかさについては、「カラオケ（のシーン）も楽しんでやってました」。撮影では波瑠と松下が、松浦亜弥（33）のヒット曲「Yeah！めっちゃホリディ」（02年発売）で盛り上げたといい、その様子について中川が「朝イチで”めっちゃホリディ”でしたもんね」と興奮気味に明かした。

　バイオリンの演奏シーンは実演。波瑠は1月頃から、松下と中川は春頃から練習を開始。それぞれ、楽器の持ち方も「分からなかった」ところから始め、初めて1曲を通して弾き、3人で合わせてみると「ホッとして、そこから楽しくなっていった感じです」と松下。

　浮気がちな夫役は、連続ドラマ初出演となる「おぎやはぎ」の小木博明（48）。撮影初日から「ずっと話をしてくださって、本当の家族みたいな距離感になっていて、さすがだなと思いました」とお笑い芸人の話術に感心しきり。姑役の夏樹陽子（66）については、井戸端会議のシーンで「ひそひそ話じゃないほど（声が大きくて）遠くにいても聞こえてました」と苦笑した。

　波瑠は「街のどこかに音楽教室があって、私たちみたいな3人が、こうやって支え合いながら、お互いの人生を豊かにしていくような影響を与え合ったりしている素敵な環境が、どこかに本当にあるかもしれないかと思いながら、楽しんでいただけたらうれしいです」と多くの視聴を呼びかけた。