高倉健さん命日11月10日に「鉄道員」特別上映 主要キャストも参加し追悼
2019年10月19日 05:30
芸能
プロデューサーの坂上順氏が今年5月18日に79歳で逝き、メガホンを取った降旗康男監督も同20日に84歳で亡くなる不幸が重なり、2人を追悼する意味合いも加味される。
撮影が行われたのは北海道南富良野町のJR根室本線幾寅駅。劇中には幌舞駅として登場したが、同本線の「富良野―新得」間は利用客の減少で廃線が検討されている。加えて16年8月の台風の影響で幾寅駅は列車の運行が止まっており、現在はバスが代行している。
そんな厳しい状況下でも町役場や地元婦人会などはロケセットの整備を20年間ずっと続けており、健さんや降旗監督が死去した際には駅舎に献花台や記帳台を設けて追悼。「鉄道員」の灯をともし続けている。今回の上映会は1500円の料金で開催。その収益の一部が感謝を込めて南富良野町に寄付される。