テレ朝社長 「スーパーJチャンネル」不適切演出であらためて謝罪「防止策を早急に策定」 BPOにも報告
2019年10月21日 14:03
芸能
同局は16日夜に会見を開き、3月15日の放送回でやらせがあったと発表。業務用スーパーを個人利用する客の人間模様を描く企画において、登場した5人の客が、実際は番組の男性ディレクター(49)の知人で、ディレクターは事前に取材日程を教え店では初対面を装っていた。
ディレクターは派遣会社の所属。昨年3月にテレビ朝日子会社の「テレビ朝日映像」に派遣され、俳優養成教室の講師もしており、客5人のうち4人は教室の生徒だった。謝礼は支払っていないという。業務スーパー側は演出には関わっておらず、ディレクターへの謝礼や報酬などの贈与もなかった。やらせは匿名の情報提供で発覚し、金曜日の当該企画枠は放送を中止。テレ朝の調査にディレクターは「番組制作に自信を失っていた」と話しているという。
16日の会見で篠塚浩常務は「番組への信用を著しく毀損(きそん)する重大な問題」と述べ、同局から子会社への指示体系や制作体制に問題がなかったかについては「徹底的に検証していく」としていた。