クレイジージャーニー出演の“アリマスター” スタッフらに「感謝」、不適切演出にも言及

2019年10月22日 14:58

芸能

 TBSは21日、やらせ演出が発覚した「クレイジージャーニー」(水曜後11・56)を終了すると同局公式サイトで発表した。これを受け、同番組に“アリマスター”として出演した島田拓さんが、ブログに番組への思いを記した。
 アリやゴキブリなど、虫全般を愛するクレイジーさで注目を集めた島田さん。番組終了の発表から一夜明けた22日、「クレイジージャーニー終了のお知らせ」と題して更新した。

 視聴者への感謝の言葉をつづりつつ「番組制作をしていた方は、僕がアリや好蟻性生物を好きだと思う『気持ち』を何よりも大切にしてくれる方で、その魅力に感じている部分が、番組を見ている人たちに最大限に伝わるように撮影をして頂きました。今までテレビの取材などはよくありましたが、出演者の思いをここまで大切にしてくれる方に初めて出会いました」と振り返った。

 一方で、不適切な演出についても言及。「今回問題になった『やりすぎてしまった下準備』については、正直なところ、様々な番組で行われていることではないかと思います」と島田さん。「海外でも国内でも、ロケは時間が限られるしお金もかかります。『行ったけど映像が撮れませんでした』とは簡単に済ませないのです」とし「今回の問題がここまで大きくなってしまった一番の理由は、クレイジージャーニーは文字通り『人物』が主役の番組だからだと思います」。

 自身の撮影時も振り返り「僕のアリの回でも、沖縄ではヒメサスライアリを探したけど見つからず、マレーシアではヒメサスライアリの引っ越し行列を探したけど見つかりませんでしたが、それこそが現実なのです。しかしとても人気のある方で放送回数も多かったので、だんだんと生きものの方でも面白い映像を撮ることが重要になってしまったのでしょう」と分析。その上で「きっと同行したスタッフの方は悪意があったわけではなく視聴者が楽しめるようにと必死だったに違いありません」と一定の理解を示した。

 そして「番組が終了になってしまったことは、素晴らしい番組だっただけにとても残念に思います」と率直な想いを吐露しつつ「アリや好蟻性生物の面白さをたくさんの方に紹介して頂き、番組スタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝した。
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