来秋朝ドラ「おちょやん」ヒロインは杉咲花 決定に嬉し泣き「こんな日が来たんだ」

2019年10月30日 17:30

芸能

来秋朝ドラ「おちょやん」ヒロインは杉咲花 決定に嬉し泣き「こんな日が来たんだ」
2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインに決まった杉咲花 Photo By スポニチ
 NHKは30日、2020年度後期の連続テレビ小説が「おちょやん」(来秋スタート、月~金曜)に決まり、ヒロインを女優・杉咲花(22)が務めることを発表した。朝ドラでは通算103作目となり、大阪局としては44作目。TBS「半沢直樹」「下町ロケット」などで知られる八津弘幸氏(48)が脚本。女優・浪花千栄子さんの半生をモデルとして描かれる。
 所属事務所に「打ち合わせ」で呼び出された杉咲は「朝ドラが決まりました」と言われ、「理解できずにパニックに。こんな日が来たんだと嬉しくて泣きました」と明かした。ヒロイン・竹井千代役を演じる杉咲は、16年度前期「とと姉ちゃん」で主人公の妹役として出演して以来2度目の朝ドラ。東京都出身のため、現在は浪花さんの自伝を読んだり、現存するラジオの音源を聞いたりして研究する傍ら、大阪弁のイントネーションなどの猛勉強中だ。「見てくださる皆さんの大事な15分を、明るくてパワーをもらえるようなひとときにできるように、波瀾万丈な人生を前向きに乗り越えていく千代さんを一生懸命演じられるように頑張ります」と決意を語った。また、一番好きな大阪弁を「おはようさん」と明かした。杉咲は17~40代後半を演じる。

 主人公のモデルである浪花さんは上方女優の代名詞、大阪のお母さんとして親しまれ、戦前に「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加。渋谷天外さん(2代目)と結婚。喜劇女優として活躍した。離婚後は一時、女優をやめていたがNHKラジオドラマで女優として復活。1973年に66歳で亡くなるまで映画、テレビで大活躍し、オロナイン軟膏(大塚製薬)のCMにも出演した。浪花さんの夫だった2代目渋谷天外さんの息子である喜劇俳優・3代目渋谷天外(64)の出演も検討されている。

 NHK・桜井壮一チーフプロデューサー(49)は「今回の物語の主人公は大阪の南河内生まれ。道頓堀の芝居茶屋に奉公し、その後、喜劇女優としての道を歩んだ方。道頓堀のど真ん中を舞台にした、笑って泣けて、人情あふれる波瀾万丈の物語を制作したい」と語り、「演技力も素晴らしく、チャーミングさと、力強さも兼ね備えている希有な方」と杉咲のヒロイン起用理由を説明。8月にオファーして快諾を受けた。

 タイトルの「おちょやん」とは、桜井CPによれば「大阪の古い言葉で、料亭やお茶屋さんで働く小さい女中さんのこと」を指す。

 来年4月にクランクイン。放送は週5日で、全130話程度。放送スタート日は未定。

 ◇杉咲 花(すぎさき・はな)1997年10月2日、東京都出身の22歳。子役として10歳でドラマデビュー。2013年、TBS系ドラマ「夜行観覧車」で注目され、16年に映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で第40回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞・新人俳優賞などを受賞。NHK「とと姉ちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などにも出演している。
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