来秋朝ドラ「おちょやん」ヒロインは杉咲花 決定に嬉し泣き「こんな日が来たんだ」
2019年10月30日 17:30
芸能
主人公のモデルである浪花さんは上方女優の代名詞、大阪のお母さんとして親しまれ、戦前に「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加。渋谷天外さん(2代目)と結婚。喜劇女優として活躍した。離婚後は一時、女優をやめていたがNHKラジオドラマで女優として復活。1973年に66歳で亡くなるまで映画、テレビで大活躍し、オロナイン軟膏(大塚製薬)のCMにも出演した。浪花さんの夫だった2代目渋谷天外さんの息子である喜劇俳優・3代目渋谷天外(64)の出演も検討されている。
NHK・桜井壮一チーフプロデューサー(49)は「今回の物語の主人公は大阪の南河内生まれ。道頓堀の芝居茶屋に奉公し、その後、喜劇女優としての道を歩んだ方。道頓堀のど真ん中を舞台にした、笑って泣けて、人情あふれる波瀾万丈の物語を制作したい」と語り、「演技力も素晴らしく、チャーミングさと、力強さも兼ね備えている希有な方」と杉咲のヒロイン起用理由を説明。8月にオファーして快諾を受けた。
タイトルの「おちょやん」とは、桜井CPによれば「大阪の古い言葉で、料亭やお茶屋さんで働く小さい女中さんのこと」を指す。
来年4月にクランクイン。放送は週5日で、全130話程度。放送スタート日は未定。
◇杉咲 花(すぎさき・はな)1997年10月2日、東京都出身の22歳。子役として10歳でドラマデビュー。2013年、TBS系ドラマ「夜行観覧車」で注目され、16年に映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で第40回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞・新人俳優賞などを受賞。NHK「とと姉ちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などにも出演している。