テレ東 今度は民放初「赤ちゃん向け番組」松丸友紀アナら部局の垣根越え異例のP5人態勢 世界展開も視野
2019年10月31日 07:00
芸能
それぞれが「自分の子どもに見せたい」と思えるコンテンツを開発。「ゴッドタン」(土曜深夜1・45)で華麗なダンスを披露している松丸アナは自ら振付を考案した。レギュラー化はもちろん、YouTubeを通じて世界展開も視野に入れている。
大ヒット絵本「もいもい」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を手掛けた「東京大学赤ちゃんラボ」が番組を監修。「知育クイズ」「英語あそび」「シナぷしゅダンス」など、赤ちゃんを飽きさせず、赤ちゃんも体を動かして“参加”可能な2分程度のショートコンテンツで構成される25分番組。
番組名の由来となった「シナプス」とは「脳の神経細胞と神経細胞の間にあるつなぎ目のこと」。脳の神経細胞は成長にしたがって「増える」のではなく、シナプスにより「つながる」ことで発達。適切な刺激でシナプスを増やし、脳の発達につながる、そして赤ちゃんの世界が「ぷしゅ」っと広がり、パパママの肩の力が「ぷしゅ~」っと抜ける番組を目指す。
▼コンテンツ統括局編成統括部・飯田佳奈子氏 昨年出産し、子育てをする中で、テレビマンでありながら子どもをテレビから遠ざけてしまうジレンマに悩みました。動画であふれかえった現代、子育ての場にも良質な動画があってしかるべきなのに、これまで民放では視聴率の対象外である0~2歳児向けのコンテンツを制作してきませんでした。日本の未来を担う赤ちゃんに、テレビ局として胸を張ってコンテンツを届けたい!と職場復帰してすぐに書いた企画書が形になり、うれしいです。日本の総シナプスが増えるように頑張ります!
▼制作局CP制作チーム・工藤里紗氏 小2のやんちゃ小僧と遊びにケンカに恋愛に勉強にとドラマチックな生活を送っています(笑)。「多様性、色々あって色々いい」という時代の割りには、子育ての話になると、これができなきゃ!これはダメ!と「ママパパ総評論家」になりがちな不思議なニッポン。子どもへの刺激や学びに正解はなく、番組も敢えてバラバラな、でも一つ一つに思いを込めたコンテンツをお届けします。ながら見、ネットで部分見、好きな形で楽しんでいただけたら、うれしいです。ちなみに、ほぼ手弁当番組のため、絶賛一緒に作ったり、盛り上げてくれる方のお声掛けもお待ちしています(笑)。
▼アニメ局ビジネス促進部・岡林曜子氏 番組を見た赤ちゃんの顔が“発見の喜び”と“探求心の芽生え”で「ぱあっ」と輝く瞬間が見たい。赤ちゃんの視野・世界・可能性を広げ、大人になって自分の人生を歩み出した時に、自ら考え、感じ、幸せをつかむ力をつけてほしい、そんな思いを詰め込んだ番組です。赤ちゃんのための番組だからこそ、普遍的なテーマをしっかりと描き、いのちや生き物への親近感の土台をつくるコンテンツも盛り込みたいと思います。是非、親子でお楽しみください!
▼総合編成局アナウンス部・松丸友紀アナウンサー 私自身、手探りで育児しながら日々奮闘している1児の母です。赤ちゃんはベッドがいいの?布団がいいの?そんな疑問から始まり、赤ちゃんにテレビやスマホの動画は見せていいのかといった悩みを夜な夜なネットで必死に検索している自分がいました。そうです。お父さんお母さんは必死なのです!そんな張り詰めた空気をぷしゅ~と抜きながら、赤ちゃんにたくさんの楽しい刺激をお届けしてシナプスがぷしゅぷしゅと活性化するような番組作りができたらと思っています。皆さんと気持ちを共有できたら、うれしいです。
▼制作局CP制作チーム・高橋弘樹氏 子どもが2歳なのですが、ふだん子育てにおいて、どんな局面でもいかに「子どもにウケるか(笑わせられるか)」を基準に行動しているので、そこで身につけたノウハウを自分の担当するコーナーに詰め込めたらなと思っています。ごねた時も、嫌なことをしなきゃいけない時も、たいてい笑わせてしまえば、あとは勢いで何とかなると思います。「笑わせる育児」で、子どもの感情を豊かにし、好奇心を伸ばせるようにトライしてみたいです。