ディーン・フジオカ、松下奈緒に「ボロカスに罵られた」 セリフなし映画も「口パクで」

2019年10月31日 20:57

芸能

ディーン・フジオカ、松下奈緒に「ボロカスに罵られた」 セリフなし映画も「口パクで」
映画「エンジェルサイン」の完成披露試写会に出席したディーン・フジオカと松下奈緒 Photo By スポニチ
 俳優のディーン・フジオカ(39)と女優の松下奈緒(34)が31日、都内で行われた映画「エンジェルサイン」(総監督北条司、11月15日公開)の完成披露試写会に出席。ともに初挑戦となる、全編セリフなしで展開されるサイレント映画での演技について語った。
 この日は、試写会の前に舞台あいさつとして登壇し、ディーンと松下は撮影時のエピソードについてトークを展開。

 松下は撮影前、「普段は自分の役の気持ちを考えてセリフで伝えることを最大限に考えてきたので、どうなるんだろうと思っていた」というが、台本代わりとなった北条総監督の描いた絵コンテをもとに「役の心の内を感じ取って芝居をする日々が新鮮でした」と振り返った。そしてシーンを重ねるうち、「言葉を交わさなくても気持ちでぶつかっていける瞬間があるんだと実感できてから、撮影をすごく楽しく感じるようになりました」という。

 一方のディーンは、主演を務める現在放映中のフジテレビ“月9”ドラマ「シャーロック」を引き合いに出し、「今、非常にセリフの多い役をやっていて毎日死ぬ思いで覚えているので、思い返せば(エンジェルサインの)撮影中は幸せでした」と観客を笑わせるなど、終始リラックスムード。撮影現場では、声は発しないものの口は動かしてもいい決まりだったそうで、音楽家役のディーンが曲が書けなくなったシーンの際、恋人のチェリスト役の松下からアドリブで「『バカ!』とか『そんなんじゃだめだ!』とか、口パクですけどボロカスに罵られました」と、スクリーンには映っていないエピソードも暴露した。

 同作は世界108の国と地域から作品が寄せられた「サイレントマンガオーディション」の受賞作を実写化し、ディーンと松下が出演する「プロローグ」「エピローグ」を加えたオムニバス映画。「プロローグ」「エピローグ」はピアニスト(ディーン)とチェロ奏者(松下)が二重奏のために作った楽曲「エンジェルサイン」を巡る物語。「キャッツ・アイ」などで知られる漫画家の北条司氏(60)が総監督を務め、全編セリフなしで展開される。
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