生野陽子アナ「正直さんぽ」に不可欠!有吉弘行も“全幅信頼”毒舌中和起用が「自然体すぎる」名コンビに
2019年11月02日 08:00
芸能
放送開始時を振り返り、永盛氏は「新しい番組を企画するにあたり、当時、毒舌でブレイクしていた有吉さんによる散歩番組は面白いのでは?と考え、企画しました。街の人を怒らせたらどうしよう?という不安があり、それを和らげてくれる人が欲しくて、おっとりしてそうだった生野さんをキャスティングしました」と番組立ち上げの経緯と起用理由を説明。
生野アナは「毒舌の有吉さんが正直に街をお散歩したらどうなるのだろう?という楽しみな期待感と、お店の方や街で触れ合う方々を怒らせてしまうのでは?と少しソワソワしたことを覚えています。しかし、街で出会う方々は有吉さんに正直なコメントをされて、うれしそうにしていらっしゃったり、特に女性から、背が高くて実物の方がカッコいい~と黄色い声もよく飛んでいます」と抜擢された時の心境を回想した。
息ピッタリの2人の魅力について、永盛氏は「自然体すぎるところ。散歩で本気になっておいしいものを探しているところ。食べるのに夢中になり、あまり感想を言いたがらないんです。生野さんが黙って食べている時があって、それを有吉さんに指摘されることがあります。感想の少なさにゲストの方がどうしていいか分からないという顔をしている時もあるくらいです」。生野アナの産休・育休中は有吉が1人MC。2代目アシスタントを置かず、生野アナの復帰を待ったことについては「有吉さんと生野さんで『正直さんぽ』なので、代役という考えは私はもとより、有吉さんにもなかったです。ロケ終わりのロケバスで『生野の代わり、要らないよね?』『はい』で終わりました」と“代わりが利かない存在”だと明かし、生野アナに対する有吉の全幅の信頼がうかがえた。
散策番組における有吉の凄さについて、生野アナは「記憶力がとてもいいことに、いつも驚かされます。2度目や3度目の街もあるのですが、お邪魔したお店やメニューを覚えているだけではなく、この道をこっちに進めばあのお店があるなど、1度しか行ったことのない場所も鮮明に記憶されていることがあります。有吉さんは仕事に対して真摯で、優しく温かい方です。ゲストの方々に気楽にお散歩していただけるような雰囲気づくりや、嫌みのない正直さ、ハプニングを笑いに変えてくださいます。カメラマンさんがお仕事柄、足を痛めてしまった時も、いつもネタにしてくださいます」と一緒に歩いてきたからこそ分かる“素顔”を語った。
さまざまな“散歩コンテンツ”があるが「視聴者の方々も一緒に散歩しているように思える番組作りと究極の『緩さ』」(永盛氏)と差別化。生野アナも「タイトル通り“正直”にお散歩することです。これは一貫して変わっていないことです。テレビを見てくださる方々が一緒に街をお散歩しているように感じてくだされば幸いです。番組スタートの際に制作の方々から、有吉さんの毒舌をうまくフォローするよう言われているのですが、時々正直すぎて有吉さんからフォローしていただくこともありますが…」と苦笑いしながらも、こだわりを披露した。
放送8年目。生野アナは「この番組は長く担当させていただいていることもあり、制作の方々、技術の皆さん、ロケバスの運転手の皆さんもチームワークよくお仕事できている番組です。自分もその一員だと感じることができ、ありがたく思っています」と愛着。7カ月ぶりの番組復帰が発表されると、インターネット上には歓喜の声が相次いだが「有吉さんとコンビとおっしゃっていただくのはおこがましいですが、復帰を喜んでくさる皆さまのお声はとてもとてもうれしく、仕事への意欲がますます増しました。仕事でも必要としていただけることに感謝しています。これからも番組に貢献できるよう頑張ります」と励みになった。
番組の今後について尋ねると、永盛氏は「30代の有吉さんはパワー系の食事を好んで食べていましたが、40代中盤の今はあっさり系もよく食べるようになったりと変化してきています。ぜひ50代の『有吉さんぽ』を目指したいです」と長寿シリーズに意欲。生野アナは「これからも変わらず、歌の歌詞の通り、ゆっくり、のんびりと、一休みしながらも、一歩ずつ前に進んでいければと思います。気付けば10周年も目の前。もし到達できれば、何か特別なお散歩コースがあるかもしれませんね」と“マイペース”を目標に掲げた。