歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が4日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで自主公演「ABKAI2019~第1章FINAL~『SANEMORI』」(5日~25日)の公開稽古を行った。伝統の継承と新時代の歌舞伎の融合を目指し、2013年から始めた自主公演の第5弾。来年5月には十三代目市川團十郎白猿を襲名するため「市川海老蔵としては最後の『ABKAI』となりますので、ぜひ皆さまにはこの機会に歌舞伎の魅力を劇場でお楽しみいただければ」と意気込んでいる。
物語は源平の争いを背景に、平家方の斎藤別当実盛を描いた「実盛物語」をアレンジした作品。今回は「滝沢歌舞伎ZERO」で主演を務めたジャニーズJr.の「Snow Man」から宮舘涼太(26)、阿部亮平(25)が初出演。客席で滝沢秀明副社長(37)も見守る中、軽快な立ち回りを披露した。
宮舘は「海老蔵さんにはとても愛あるご指導をいただいております」、阿部は「このひのき舞台で得られる大きな経験値が、来年CDデビューする私たちのグループにも還元することができると信じています」と願っていた。