著作権法違反の疑いで演奏事業者ら逮捕 38年ぶりで東海地方では初 JASRAC「やむなく刑事告訴」
2019年11月05日 12:50
芸能
静岡県袋井市の演奏事業者「有限会社オフィスYUu」、東京都世田谷区の「株式会社サード・ビート」と、それぞれの代表者らが静岡県内で開催した歌謡ショーにおいて管理書作物を無断利用していたことから、JASRACが今年2月28日に静岡県掛川警察署に著作権法違反の疑いで告訴したもの。JASRACによると、この演奏事業者らは過去にもJASRACが演奏差し止めと損害賠償を求める訴訟を提起し、2003年に東京高裁判決を経て和解したにも関わらず、その和解内容が履行されることはほとんどなかったとし、その後15年以上にもわたり、法人名や代表者の変更、新会社の設立、主催名義を偽るなどしながら、全国各地で270件以上もの歌謡ショーを開催していたという。
JASRACは「JASRACからの再三の警告を無視した極めて悪質な事案であり、適法に音楽を利用している方々との公平性を維持する観点から、やむなく刑事告訴しました」と経緯を説明した。