藤井聡太七段、無傷の6連勝で首位キープ!名人戦順位戦C級1組
2019年11月05日 20:50
芸能
この日は珍しく、飛車先の歩を突かず、角道を開ける初手で驚かせた。その後は中盤戦で居玉のまま攻撃を仕掛けるなど、積極的な指し回しで終始圧倒。終局後は「(全10局の)残り4局、昇級を目指して頑張りたい」と語った。
一方、初のタイトル挑戦・獲得を目指す第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)では4勝1敗で暫定単独トップに立つ広瀬章人竜王(32)を3勝1敗で追う立場。14日に久保利明九段(44)との対局を控えているが「残り2局、結果を気にせず、自分の対局に全力を尽くしたい」とした。
6月に始まったC級1組は、来年3月までに所属する36人の棋士が毎月1回、計10局を指し、そのうち上位成績2人に入るか全勝すれば来期、B級2組に昇級できる。
前期は9勝1敗の好成績を収めながら、同じ勝敗で並んだ3人より順位(前期の成績で決まる、相撲の番付のようなもの)が下であったため、昇級を逃した藤井。今年の順位は3位と有利な立場にいる。