佐野史郎 「笑ってはいけない」撮影中に腰椎骨折、全治2カ月の重傷
2019年11月08日 05:30
芸能
企画は年末恒例の「笑ってはいけない」シリーズのロケの一環。同局広報部によると、上部をくりぬいた高さ約90センチのドラム缶の中に、500ミリリットルの液体窒素を入れた容量2リットルのペットボトルを縦に置き、その上に板と座布団を敷き、佐野が座っている状態で破裂させた。そのはずみで骨折したとみられる。
佐野は手にラーメンを持っており、担当者は「破裂の衝撃を受けても、ラーメンを食べ続けられるかを試し、それを(出演者が)笑わずに見届けるという企画だった」と説明している。
撮影に際しては、スタッフによるリハーサルを何度も重ねたという。当該シーンを放送するかは検討中。同番組出演者の所属事務所関係者は「撮影日程や放送スケジュールへの影響はないと聞いている」と話した。
佐野は約2週間の安静後、リハビリを開始。医師の指導に従い、回復具合を見ながら徐々に仕事復帰していくという。キャンセルの発生について所属事務所は「現時点ではお答えできない」とした。佐野は同局を通じて「ケガをしてしまい、関係者各位の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしました」とコメント。「放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」とした。
▽第3腰椎骨折 背骨の一部の骨折。一般的にはコルセットなどを装着し、安静にすることで治癒を図る。松宮整形外科・松宮是哲院長は「今回のケースだと圧迫骨折の可能性が高い。円柱状の骨が上下につぶされ、完全に元の形には戻らない。症状としての後遺症は残らないが、骨折を繰り返すと腰が曲がるなどの原因になる」と話した。