八代英輝氏 池袋母子死亡事故「交通事故の処理は不公平ではいけない」

2019年11月13日 11:16

芸能

八代英輝氏 池袋母子死亡事故「交通事故の処理は不公平ではいけない」
八代英輝弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の八代英輝氏(55)が13日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京・池袋で今年4月、乗用車が暴走し、母子が死亡した事故で警視庁が12日に自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、運転していた旧通産省工業技術院の元院長(88)を書類送検したことに言及した。
 約7カ月に及ぶ捜査で車の機能に異常はなく、アクセルとブレーキの踏み間違えが事故原因と断定。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 八代氏は「厳重処分という一番重い意見が付くのは当然」とし、「この事故は幼い子とそのお母さんが信号に従って渡っていた親子を含むトータル10人重軽傷ですよね、死亡2人で。これだけ悪質なことをやっていて当初はブレーキが利かなかった、いわゆる事故の原因を否認している事件。なのにもかかわらず、警察が現行犯逮捕しなかったのは、もしかしたら事故でケガをしたから、ケガの治療を終えてから身柄拘束するんじゃないかなって私は予測していたんですが、それ以降もなく、で、身柄拘束しない理由が証拠隠滅の恐れがないだったんです」と指摘した。

 その上で「証拠隠滅の恐れがないって、実際に否認もしていて途中で供述も“途中からパニックになった”って変遷しているんですよ。こういう人物に対して身柄拘束をしないで…一般だったら普通これだけ被害者が多くてその上、否認している事件の被疑者は問答無用で逮捕すると思う」と話した。そして「なんでこの人物にだけこういった特別な対応が取られてきたのか。交通事故の処理は不公平ではいけないっていうのが大前提じゃないかなと感じます」と強調した。
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