5年後には
2019年11月14日 07:30
芸能
ちなみに男子サッカーの決勝は同じジョージア州内でもアトランタから100キロ以上離れたアセンズで行われた。どこがアトランタ五輪じゃい! と勝手にツッコミを入れていたら、アセンズ(Athens)はギリシャの首都の英語表記と気づき「これってアテネ五輪だよね」という意図の原稿を書いた覚えがある。デスクの反応はひたすら冷たかったけれども。
さて札幌の話。「7、8月に北半球で夏季五輪を開催するのは今後難しくなるのでは」という小池都知事の指摘には今更ながら同調したい。近年の異常気象が通常気象?となってしまうなら、4年後のパリ大会(フランス)だってマラソン系は困難だ。なにしろ今年7月下旬には40度を超えていたのだから。
…といった論争が彼の地でもわき起こっているのだろうと調べたら、全く別件で興味深いニュースを発見した。東京五輪で初採用され、パリ大会でも追加実施が決まったサーフィンの開催地候補として、タヒチの名が上がっているという。
えっ? タヒチって、あのタヒチ?
そう、あのタヒチだ。
ゴーギャンとタヒチ80ぐらいしかイメージが全く浮かばない。追加検索してみるとサーフィンの国際大会が開催される「チョーブー」というビーチが有名だとか。なるほどね……。
それにしても、だ。一応、タヒチはフランス領ポリネシアだから「パリ五輪」にとっては「国内開催」という錦の御旗が成立する。でも両者の距離は約1万6000キロもあるんですよ。なんだかなあ。
やっぱりパリ五輪の代表選手に選ばれたからには、せめてエッフェル塔くらい見たいというのが人情じゃないか。オリンピックも大きくなりすぎて大変だ。(専門委員)