神戸を拠点とするバンド「ガガガSP」のボーカル・コザック前田(40)と、ご当地アイドル「KOBerrieS♪(コウベリーズ)」が17日、神戸・丸五市場(神戸市長田区二葉町)でミニライブ。ファン100人が集結した。
「神戸の街を、商店街を盛り上げたい。それには自分たちで何かアイディアを出していかんとダメ。いい空間を作れば、それが幸せにつながる」と神戸市須磨区出身、長田区在住の前田。わずか100平方メートルほどのスペースで熱狂的なライブ。「国道2号線」など6曲を熱唱。同市場でのミニライブは16年ぶりだった。一方、コウベリーズの5人は16日にリリースした新曲「YELL~君色の未来へ~」など5曲を披露。キャプテンの小形優莉(21)は「ストレートな歌詞の応援歌。みんなの背中を後押しする曲です。北海道から沖縄まで全国を回りたい」とPRした。また、メンバーの大出姫花(19)は、前田とコラボして「一人ぼっちの世界」を2人で弾き語り。「ギターを初めてまだ1年。前田さんにもいろいろ教えてもらいました。緊張したけど、楽しかった」とホッとした顔を見せた。
「丸五市場」は時代の流れ、阪神淡路大震災の影響をモロに受けて、かつては130店舗以上が軒を連ねて賑わったが、今では11店舗のみが営業。「通常は100~150人程度」と市場の事業協同組合の西村政之氏。だが、12年前から「丸五アジア横町ナイト屋台」を開催。今年は6~10月まで月1回を開き、各日平均で600人が来店したそうだ。来年以降も継続。開催日を増やすプランもある。