沢尻エリカ容疑者、尿検査「陰性」“大河のため”クスリ断ちか
2019年11月21日 05:00
芸能
沢尻容疑者は逮捕当日の16日未明まで東京・渋谷のクラブイベントに参加。ハイテンションな様子が動画で報じられていたが、本紙の取材では逮捕された当初から「(同イベントでは)薬物は使っていない」と説明している。
組対5課は、このイベントで沢尻容疑者が違法薬物を入手・使用する可能性があるとみて行動を確認。16日朝に帰宅したところを自宅前で職務質問し荷物を調べたが、薬物は持っていなかった。専門家によると「MDMAの成分が逮捕当日に体外に排出されることはなく、薬物を使用していなかったことは間違いない」という。
ただ、一方で沢尻容疑者は10年前からさまざまな違法薬物に手を出し、特に海外へ渡航した際に合法の薬物を使っていたことを取り調べで明かしている。この結果から浮かび上がるのが、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影に入ってから国内では“クスリ断ち”をしていた可能性だ。実際、6月に沢尻容疑者は芸能関係者に「大河ドラマは自分の女優人生の集大成にしたい」と作品に懸ける思いを語っていた。
大河ドラマの最中にもかかわらず我慢できずにドラッグに手を出した薬物中毒者――。逮捕時からこのイメージが先行した事件だが、予想したものと少しずつ異なってきている。実際、組対5課は沢尻容疑者の供述内容について、当初から「10年間薬物を常習していたわけではなく、たまに使っていたという趣旨」と説明していた。
転落の真相の核心はどこにあるのか。スポニチ本紙の取材では、沢尻容疑者は押収されたMDMAの薬物カプセルについて「彼氏から預かったものを持っていた」と説明。薬物の所持は認めているものの、自分が使用する目的で持っていたわけではなく、恋人から受け取っていたものだと主張している。この男性はデザイナーで、逮捕当日のクラブイベントにも姿を見せている。真相解明の最大のキーマンであることは間違いない。