「世界最高齢」の指揮者・井手章夫氏 来年1月、93歳で演奏会開催「大胆な企画」
2019年11月21日 13:09
芸能
ちょうど2020年はベートーべン生誕250年のメモリアルイヤー。「交響曲第5番・運命」や「第九」はポピュラーに演奏されるが、第2番を取り上げるのは珍しいそうで「私にとっては思い入れの塊。70年前のことを今でも思い出します。冥土(めいど)の土産になりますね」と井手氏は笑った。
また、ナビゲーターを務めるのはクラシック音楽を愛してやまない落語家・桂米団治(60)。井手氏は夫人の伯父にあたり「親父(三代目桂米朝)とほぼ同じ年。音楽活動をやってるのを知らなかった」と話し「93歳の方の指揮を見たい。世界でも類をみない。伯父さんに対するエールです」と企画した。米団治はベートーべンの交響曲第7番第4楽章のタクトを振るう予定だ。01年に亡くなった朝比奈隆氏、17年に亡くなったポーランド生まれのスタニスラフ・スクロバチェフスキ氏に並ぶ93歳でのタクトに注目だ。