劇画の巨匠、池上遼一が集大成画集 29日トークショーも
2019年11月28日 11:20
芸能
池上氏は「日本人に生まれたことが良かったと思える“いい男”、“いい女”を描き続けていきたい」とコメントしている。
裏社会や、権力との戦いなどをテーマとする壮大な物語の中で、眉目秀麗な男女が描かれる池上ワールド。画集は、池上氏のリアルで精緻なタッチの肉筆原稿が高精度でスキャンされ、画材の濃淡や筆運びまで忠実に再現されている。
池上氏と「サンクチュアリ」「オデッセイ」などでコンビを組んだ盟友で漫画原作者の史村翔(武論尊)氏のインタビューも収録。
刊行を記念し、東京・銀座の蔦屋書店で29日午後7時から、池上氏と画集の編集を担当したメモリーバンク社の漫画編集者・研究者の綿引勝美氏のトークショー、サイン会が開催される。詳細は同店のホームページに掲載。
1960年代に貸本漫画家としてデビューしてから半世紀。リアルな画風が高く評価されてき“劇画の巨匠”だが、2015年には「ガールズ&パンツァー」とのコラボで描いた“萌え絵”の少女が話題になった。トークショーで語られる、画業への情熱や今後の挑戦が注目される。