IKKO、人生を変えた“恩人”逸見政孝さんからの金言 死化粧で「役目果たせた」
2019年12月14日 08:45
芸能
そんな時、逸見さんに「一流になるには、どうしたらいいのか」と質問。そこで返ってきた言葉は「田舎でいつ来るか分からないバスをずっと待っているようなもの。このバスに今乗らなきゃと思ったらすぐに。乗ってはいけないバスもあるから見極めないといけない」だった。
さらに「準備ができていること」の大事さも教わったとも。「バスに乗って人生がグイって上がるような実力が伴っていることが重要だと」。
この言葉を胸に精進。しかし、93年に逸見さんは48歳の若さで旅立った。この時、逸見さんの妻・晴恵さんから死化粧の依頼を受け、恩人の顔に化粧を施した。「(逸見さんが)うれしそうな顔に見えて。その表情を見て、奥さんも泣き崩れて『パパが笑っているようだ』っておっしゃって」と振り返り、「お世話になった方へ役目が果たせた。この道を選んでよかったと思いました」としみじみと話した。