福士蒼汰“ドM回答”で観客うならせた どん底状態からの脱出法は「落ちて落ちて落ち抜く」

2020年01月07日 17:18

芸能

福士蒼汰“ドM回答”で観客うならせた どん底状態からの脱出法は「落ちて落ちて落ち抜く」
「カイジ ファイナルゲーム」の完成披露試写会に登場した藤原竜也(左)、福士蒼汰 Photo By スポニチ
 俳優の藤原竜也(37)と福士蒼汰(26)が7日、都内で行われた映画「カイジ ファイナルゲーム」(監督佐藤東弥)の特別試写会に登場し、舞台あいさつを行った。
 ひとまわりほど年の違う二人だが、藤原が敵役となる福士について「陰で日本を操る高圧的なエリート官僚を見事なテンションで演じてくれたので、こちらがひるんでしまう瞬間が多々ありました」と評せば、藤原との共演が夢だったという福士も「リハーサルや本番を通して、藤原さんはこうやって主人公のカイジになっていくのかというところが見られて勉強になりました」と語り、互いに刺激を受け合った様子。

 同イベントでは、事前に一般客から公募した30の質問に藤原と福士が次々に答えていくコーナーも設けられた。作品の内容にちなんで寄せられた「クズがどん底から抜け出すためには、どうすればいい?」という問いに対して藤原は長考したあげく、「時間が解決してくれるんじゃないですか。時間があれば、チャンスもきっかけも増えるでしょうから」と、カイジさながらの答え。すると福士は「どう抜け出すかを考えるより、もっともっとどん底に落ちていけばいいんです。落ちて落ちて落ち抜けば、その先に『這い上がるしかないな』って思える時が来る。落ちたらどうしようなんてうちは、まだ余裕があるんです。だから考えちゃう。落ちてやろうじゃないかって気持ちでいれば、また上が見えてくるんじゃないかな」と、これも役どころ同様のニヒルに突き放したドM回答で返し、観客をうならせていた。

 同作は、大人気の「カイジ」シリーズの9年ぶりの最新作にして最終回。原作漫画の作者、福本伸行氏(61)がオリジナルストーリーを提供している。10日より全国東宝系にて公開される。
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