長渕剛、母への思い語り目に涙 名曲「STAY DREAM」の誕生秘話も明かす
2020年01月24日 22:48
芸能
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1980年にアルバム「乾杯」をリリース。絶頂期を迎えつつあった翌81年に、母が末期の大腸がんと診断され、長渕は治療を頼むために「東京の病院を駆けずり回った」という。手術を行った母の看病に努める日々だったいい、「痛い痛いって言うんですね。手を当ててあげるんですね患部に。切るよりも手当てしてあげればよかったと。もっと早くに…」と目に涙をためて語った。
手術から3年後に母は若年性認知症に。自身のスタッフとの軋轢(あつれき)も抱え、心身共に限界だった。「もう(歌を)やめたかったですね。27歳、そのとき」と吐露した。失意の中で自宅の電子ピアノを叩いた。「死んじまいたいって叩いたんですよ。そしたら『ほどの~』って出てきたんです。そこから畳みかけるように『苦しみや悲しみ』って。夢を描けSTAY DREAMだって、1分か2分で出来上がったんですよ」。名曲「STAY DREAM」誕生秘話を明かした。
母は2000年8月に亡くなった。所用で海外に滞在した長渕が緊急帰国し、病院に直行した30秒後に息を引き取ったという。スタジオの長渕は、「会いたいね、うん会いたい。なんで人間ってこんなに泣くんだろうって。二度と会えないってことだね。痛切に思う。だけどそれが全て自分の心に宿る瞬間がある。そうすると孤独じゃないっていうのかな。そのことを一番教えてくれたのかな」と、かみしめるように話していた。