ピース又吉、イベント復帰 高熱ドタキャンを謝罪 綾部のなりきり画像に「スケールでかい」
2020年01月27日 12:02
芸能
「ジョーカー」については、これまで観た映画の中でも特別に好きだと絶賛しており、今年のアカデミー賞最多11部門ノミネートの大ヒット作について熱弁。「公開されて、すぐに見に行ったんですけど。衝撃を受けすぎまして。見終わった後、しばらく席たてないくらいになって」と強烈な印象を受けた様子。劇場の係の人から「終わりなので退出してください」と言われて「ようやく出ていきました」という。
コメディアンが悪のカリスマに変わり果てていく主人公アーサーについて、「僕なんて恵まれてて。(苦い)経験を舞台で話したらお客さんが笑ってくれたりとか。お笑いで消化していけるんですけど、どうもアーサーは悲劇的なところとか憂鬱な感情を何かがうまくいってなくて、お笑いまで消化できていない」と指摘。「頑張れと思いながら観ていましたね。もっと性格悪くても、もっとせこくてもいいし。僕はもっと、せこいところがあるんで何とか大丈夫です」と自身と比較した。
コメディアンが主人公の設定について、小説家として「時期、もうちょっとズレていたらパクったて絶対言われてた」と芥川賞受賞作「火花」を引き合いに苦笑い。新作執筆への参考になった点については「主人公のジョーカーにいたるまでの流れ。ついつい、つじつまを合わせてしまいそうになるんですけど、これだけ説得力あれば、いけちゃうんやっていう。そうなっているところが痛快な部分でもあって。こういうことも表現できるんだと思いましたね」と話した。
「ジョーカー」をめぐっては、相方でニューヨーク在住の綾部祐二(42)が主人公になりきって本編シーンを再現した画像をインスタグラムに昨年11月に投稿して話題になった。画像を見ながら「祐二綾部、何しているんですか、これ」と、あ然。
「(映画撮影地として)割と話題になっているところで、(インスタ用の写真撮影を)こうやって撮れるという精神力。それが素晴らしいですね。近所の人が迷惑しているって報道もありましたよね。そこでやっちゃうんやから。それを人に見せたいっていうのがね…スケール、でかいですね」と感想を述べた。
「ジョーカー」は29日にブルーレイとDVDが発売され、デジタルレンタル配信も開始となる。