アカデミー賞メイク・ヘアスタイリング賞はカズ・ヒロ氏!2度目のオスカー獲得「光栄」C・セロンに感謝
2020年02月10日 10:00
芸能
16年に全米最大のテレビ局FOXニュースCEOがセクシュアルハラスメントで告発された実話を映画化。人気キャスター、メーガン・ケリーを演じたシャーリーズ・セロン(44)らの特殊メークをカズさんが担当した。セロンは主演女優賞、若手キャスター役のマーゴット・ロビー(29)は助演女優賞にノミネートされた。ベテランキャスターをニコール・キッドマン(52)が演じる。日本公開は2月21日。
アン・モーガン氏、ヴィヴィアン・ベイカー氏と受賞。カズ・ヒロ氏は「光栄です」と喜び。客席のセロンに対し「素晴らしい俳優、プロデューサー。あなたなしの受賞はなかった」と感謝した。
カズ・ヒロ氏はチャーチル元英首相の首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描く「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でゲイリー・オールドマン(61)の特殊メークを担当し、18年第90回アカデミー賞で日本人初のメーキャップ&ヘアスタイリング賞に輝いた。日本人のアカデミー賞個人受賞は14年に名誉賞を受けた宮崎駿監督(79)を除くと、93年に「ドラキュラ」で衣装デザイン賞をに輝いた石岡瑛子さん以来25年ぶりとなった。
京都市出身で米ロサンゼルス在住。10代から特殊メークを独学で学び、米国のメーキャップの巨匠ディック・スミス氏と文通で師弟関係を築くなど、ハリウッドへの道を独自で開拓した。19年3月に米国市民権を取得。「Kazu Hiro」に改名した。