NHK 来年度レギュラー出演者の不祥事防止策発表、「確認書」を導入
2020年02月13日 15:53
芸能
この書面は「薬物については今後、刑事罰を科せられたり、捜査機関に嫌疑をもたれたりする恐れがあるような事実がないこと、現時点で違法薬物を使用または所持していないことを誓約していただく内容」としている。
「反社会的勢力との関わりについては、契約書の内容を前倒しして示し確認します。これまでも所属事務所を通じて事前に確認作業を行ってきましたが、より確実に行っていきます」と強調した。
これまでの「契約書」に加え、「確認書」を加える。出演者と、所属事務所の代表者の2人に署名してもらう。
木田放送総局長は、「正式な契約書というのは時間がかかって、出演を決めていただく時から、取り交わすときまでかなりタイムラグがある」と事情を説明。違約金などの記載は契約書に加わえるかもとした上で、不祥事に対する「一種の抑止効果はあるんだろうなと考えている」と述べた。
昨年は大河ドラマ「いだてん」にレギュラー出演したピエール瀧(51)がコカインを摂取したとして麻薬取締法違反の罪で有罪判決を受けるなど、出演者の途中降板が相次いだ。「麒麟がくる」に起用し、麻薬取締法違反罪で有罪判決を受けた沢尻エリカ被告を巡っては、川口春奈(24)を代役に立てて撮り直したため初回放送日を2週間延期する異例の事態となった。