阿佐ヶ谷姉妹・渡辺、結果出ず涙した過去…相方・木村の言葉がブレークのキッカケに!?
2020年02月17日 22:59
芸能
その後も役者の道を諦めきれず、アルバイトをしながら10年以上オーディションを受け続ける。しかし結果の出ない日々。渡辺は「(自分は)凡人なんだな」と思い知らされることとなった。
渡辺が34歳の時、同じ劇団員の木村美穂(46)と「阿佐ヶ谷姉妹」を結成。今度は芸人の道を目指すことになった。ただ、ここまで芽が出なかったこともあり「人と違うことしなきゃいけない」「今までにないことしなきゃいけない」と焦るばかり。自らにプレッシャーをかけすぎたためか「ひとネタも持っていけない」状況になっていた。
当時を振り返り「いい年した大人がオーディション会場で泣いたりしていた」と、ため息をつく渡辺。30代中盤からのスタートだった2人には世間の目も冷たく、客席も笑いというより、ザワつきの方が大きかったそうだ。
芸人になってもオーディションは通らない。渡辺は「どうすれば普通じゃなくいられるのか」と悩む日々。しかし、見かねた相方の木村がアドバイスを送った。
「そんなにガツガツしなくても、お姉さん“普通なんだから”」
この言葉に渡辺はハッとした。「私自身、あーでもない、こーでもないと考えてしまう方なんですけど、美穂さん見るとスズメ見てたり、『猫だ!』と言ってみたり…」と、何気ない日常に“面白さ”があったのだ。「“普通のおばさん1”“普通のおばさん2”で『阿佐ヶ谷姉妹』ってことを大事にしたい、と思うようになった」という。
この「自然体のおばさん」が若者たちにうけ、一気に大ブレーク。2018年には女芸人No・1を決めるコンテスト「THE W」で優勝し、Youtubeでも公式動画が400万回再生を超えるなど、その人気は本物となった。