7年ぶり「半沢直樹」新決めゼリフ出る!? 堺雅人「2作連続で流行語狙っているかも」
2020年02月24日 06:00
芸能
福澤克雄監督らスタッフに「がんばりましょう!」と笑顔で声を掛け、撮影がスタート。最初のシーンは、半沢が本店に向かう場面。笑顔はすっかり消え、険しい表情で歩く。スタッフは「これぞ半沢」とうなずいた。
堺は現場に入るまで「しばらく止まっていた時計がもう一度動き始める感覚」と思っていた。だが、この7年間で多くのドラマをヒットさせた、福澤監督ら半沢チームの想像以上の気合に「スタッフさんの中で半沢は生き続けていた。むしろ、チームの中で半沢は成長すらしていたのかもしれない、そう思わされたクランクインでした」と振り返った。
今回も「倍返し」に注目が集まる。「頑張ります。でも倍返しって、意地悪してくれる相手がいないとできないんです。だから倍返しは香川さんをはじめ共演した方々との共有物。一人で倍返しはできません。今回も強烈な敵の皆さんと力強い倍返しをつくっていきたい」と力を込めた。
倍返しは13年の新語・流行語大賞に輝いた。堺は「もしかすると“倍返し”なんて全然出てこなくて、全く違う決めゼリフになっているかもしれません。(脚本家は)2作連続で流行語を狙ってるかもしれません」とおどけつつ、「ご期待ください」と自信を見せた。
▼あらすじ 半沢は出向先の東京セントラル証券で営業企画部長に就いた。ある日、大型の案件が舞い込む。それは大手IT企業による敵対的買収の事案。株式取得にかかる費用は1500億円以上で、東京セントラル証券にとってかつてない規模だった。だが、これが出向元の東京中央銀行との新たな戦いの始まりだった。次々に発生するトラブル、理不尽な要求をする相手に、半沢は倍返しすることができるのか。
▼「半沢直樹」 原作は作家池井戸潤氏の小説。13年7月期にTBS日曜劇場でドラマ化され、銀行員の半沢(堺)が行内の数々の不正を暴き、敵をぶっ倒していく痛快な逆転劇で人気に。オネエ言葉の金融庁検査官役の片岡愛之助(47)や、半沢の同期役の滝藤賢一(43)らの演技も大きな話題となった。最終回の平均視聴率は42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。平成のドラマで1位の数字。