「パラサイト」ポン・ジュノ監督「第2の映画交流のきっかけに…」
2020年02月24日 13:24
芸能
![「パラサイト」ポン・ジュノ監督「第2の映画交流のきっかけに…」](/entertainment/news/2020/02/24/jpeg/20200224s00041000237000p_view.jpg)
ポン監督は「アカデミー賞授賞式への出席以前から日本の皆さんは劇場に足を運んで下さり、とても熱い反応を送って下さったことに心から感謝を申し上げつつ、とてもうれしく思っています。日本の皆さんは、とても”高い目”をお持ちですね」とあいさつ。
かつての韓流ブームを「2000年の頭に韓国映画が日本で活発に公開され、愛されていた時期がありました。その頃は日本映画も韓国でたくさん上映されていた」と振り返った。
最近は日韓関係が政治的に冷え込む中、「10数年ぶりに、このように韓国映画がヒットしているということが、両国の映画ファンにとって、両国の観客にとって、お互いの映画に関心をもって愛し合えることが出来るようなきっかけになればと願っております。第2の映画交流の時期がこれをきっかけに始まって欲しいと願っています」と呼びかけた。
アカデミー賞出品自体が「全く計画していたことではなかったので、少し気が動転していました。この映画にも”無計画こそ最高の計画だ”というセリフがあります。オスカー(像)は大切に家にしまっています」と笑顔。
韓国語作品が世界中で評価され、ソンも「映画というものは言語が違っても共感できるんだ。それは映画の力なんだと、みなさんが見せてくださいまして本当に感動しております」と感慨深げ。
昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受けた際は、喜びのあまりポン監督から「あばら骨を強く叩かれ、実は少しヒビが入っていたようなんです」と苦笑しながら告白。”お返し”にアカデミー賞授賞式では、「監督のあばら骨を折らないように気をつけながら喜びをかみしめていました。背中と顔を中心に抱きしめました」と明かした。
この日は、受賞を祝って「新しい地図」の草なぎ剛(45)が花束持参で駆けつけた。
「チョナン・カン」として韓国関連の芸名で活動した経緯もあり、来日中の2人とも顔を合わせた。