海老名香葉子さん 孫・林家たま平が落語家になるキッカケは“天丼”と“どら焼き”
2020年03月05日 21:30
芸能
当時のたま平の様子を「(落語家には)向いてないだろうなと思っていましたの。おそば屋で天丼を食べながら(たま平に)どうするかい?って聞いたら、考えこんでどうするかな…という感じでしたけどね」と香葉子さん。決めかねていたときに、近くの席に親しくしている浅草のどら焼き店の大将夫婦がいたという。香葉子さんは「突然、私達のテーブルに来ましてね、『坊ちゃん、跡継いでくれよ。頼むよ、跡継いでくれよ』と涙を流してね、もう突然だったんですよ」と明かした。
その後、店の表に出て、浅草寺の仲見世通りの真ん中を2人で通っていたという。「観音様に手を合わせて、どうする?って聞いたら、『ばぁば、僕は跡を継ぎます』って。うれしかったですね」当時を振り返った。
2017年、二つ目に昇進したたま平。それをキッカケに一人暮らしを始めたが、生まれた時から22歳まで大勢の一門の中で生活をしていたので、だんだん寂しくなってきたという。たま平は「最近たまに顔出しに行って、肩もみに帰ってます」と、笑顔で語っていた。