渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(33)が挑戦する第69期大阪王将杯王将戦7番勝負(主催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)第5局は5、6両日、大阪市のKKRホテル大阪で指され、広瀬が162手で勝った。
激しく攻め合い、終盤戦はともに1分将棋となったが、わずかな差で制した。これで3勝2敗とし、タイトル奪取に王手をかけた広瀬は「次局に向けてしっかり準備して臨みたい」とコメント。一方、敗れて崖っぷちに立たされた渡辺は「来週すぐ(第6局が)あるので、最後まで精いっぱい頑張りたい」と逆襲を誓った。
第6局は13、14両日、佐賀県上峰町の吉野ヶ里温泉ホテルでで行われる。