笑福亭仁智「テレワーク落語会」サプライズ登場 若手への後方支援約束も
2020年03月08日 14:58
芸能
先月24日に第1回を開催。大阪市内のワンルームの自宅6畳の部屋にゲストとして笑福亭呂好(39)、旭堂南龍を招き「YouTube」で動画サイト「テレワーク落語会」のライブを生配信。「1回目からすごく盛り上がって、それから毎日やることにした」と紋四郎。初回の視聴者数は3500を超えた。北海道から沖縄、ロンドンでも視聴者がおり、YouTubeチャンネル「桂紋四郎」のチャンネル登録数も250から一気に1500近くまで増えた。
8日は繁昌亭3階にある10畳の会議室を借りて、記念の「第10回テレワーク寄席」を開催。繁昌亭の客席、楽屋など舞台裏を撮影して紹介するサービスも。この日の寄席はもちろん無観客で、カメラの前で笑福亭鉄瓶(41)、桂雀太(43)が落語を披露。鉄瓶は「どこを見て喋ったらエエか分からん」と戸惑いを見せたが、紋四郎は「目の前にカメラがあり、お客さんがいる感じ。本番と稽古とまた違った緊張感があります。これからは、テレワークです」と今回の試みをアピールしていた。
「テレワーク落語会」で1席を演じる際、目の前に置かれたパソコンの画面にファンからのメッセージも届いた。「上方落語、初めて聞きました」「職場の食堂で見てます」「仁智会長が出てる。すごい」などと反響はまずまず。「政府より(対応が)早い上方落語協会だ」とのコメントには、全員が歓声をあげた。
「仕事がとんで、協会としてどう補償していこうかと。ピンチをチャンスに変えることになるかも。新しいものをつかめるかも分からん。アナログ人間だが、ネット配信も最近の流れで興味あった。お客さんの反応が直にきて面白い。新鮮さがある」と仁智会長も新しいコンテンツとしての「テレワーク落語会」に注目していた。