西山三段、女性初棋士ならず 星数でトップに並ぶも“前回順位”で涙
2020年03月08日 05:30
芸能
女性を対象とした「女流棋士」と異なり、「棋士」には男女の区別がない。過去には1960年代に蛸島彰子(引退)が挑戦以来、中井広恵、矢内理絵子、そして里見香奈といったつわものが力尽きている。
今リーグでの悲願達成には届かなかった西山だが、次点ですら女性初。4月に開幕する次回でのチャンスは残されており、年齢制限で退会となる26歳までに2度目の次点を獲得すれば、順位戦フリークラス所属の四段昇格権を得る。可能性を残す西山は日本将棋連盟を通じ「また頑張ります」のコメントを残して帰宅した。
◆西山 朋佳(にしやま・ともか)1995年(平7)6月27日生まれ、大阪府大阪狭山市出身の24歳。2010年、伊藤博文七段門下で奨励会入会。14年初段、15年三段。過去7回戦った三段リーグでの最高成績は11勝7敗だった。奨励会の資格で参加する女流棋士戦では3冠を保持している。慶大生だが、現在は休学中。囲碁棋士・西山静佳初段は姉。